顎関節症の診断2




問診、視診、触診と終わったあとに、続いて開口量のチェックと画像による診断に入ります。


■ 開口のチェック

開口量のチェックをします。もし開口に障害がある場合には、それが筋肉の緊張によるものなのか、それとも関節円板のずれによるものなのかを判断します。またこうしたチェックの一環として下あごを前にやったり、横に動かさせたりもします。



■ 画像診断

顎関節症で歯科をおとづれるとレントゲンを取られることがあります。 レントゲンでは顎関節の変形がないかどうかを確認します。ただし通常は、 レントゲンでは関節円板は確認できないので、主に下顎頭の変形や開口時の動きなどを確認します。レントゲンで関節円板の動きや癒着、変形を確認する場合は、関節腔内に造影剤を入れてレントゲン撮影する関節腔造影検査を行います。造影剤は関節腔の前後から注入しますが、1日で吸収され体外に排出されます。

そのほか最近ではMRIも利用されています。MRIとは磁気と電波を使って撮影するもので、いろいろな角度からの断面写真を写しだすことが可能です。関節の変形だけでなく、関節円板や、円板の後部組織の具合まで確認できます。







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